便秘・下痢

便秘や下痢はにんにくの成分アリシンで予防・解消
便秘や下痢は、内臓が緊張して冷えた状態です。交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張や末梢血管の収縮が起こることが原因とされ、神経性のものも少なくありません。

にんにくの成分は腸管の活発な運動を促す

にんにくは体を温める「温野菜」とされており、血行を促進する働きがあります。体が温まると腸の動きも整えることができます。また、にんにくの成分であるアリシンは、抗菌作用で下痢の原因となる悪玉菌を減らします。加えて、善玉菌であるビフィズス菌を活性化し、このとき生じる乳酸や酢酸による刺激が腸管の活発な運動を促すことになるため、便秘の解消にもつながります。

ただし、にんにくを長く常食したり、生のにんにくを食べ過ぎると、アリシンの強い抗菌力でビタミンB2・B6を増やす役割のあるビフィズス菌が減ってしまうことがあります。これにより口角炎などになることもあるので、にんにくと一緒にビタミンB2・B6を多く含む食材を摂るなど、注意が必要です。

にんにくをうまく摂り入れて、便秘や下痢の予防や解消に役立てましょう。

(監修:医学博士 有賀豊彦)

こちらもチェック!
にんにく料理のコツ
にんにく料理のコツ
料理研究家 村上祥子さん監修のにんにく料理のコツ。 にんにく料理の極意から保存の方法まで伝授します! にんにくの下ごしらえ ...
便秘・下痢にオススメのにんにくレシピはこちら!
にんにくのピュレ
にんにくのピュレ
にんにくのうまみをいただくクリーミーなピュレ。 にんにくのアリシンは小腸や大腸に働いて栄養分や水分の吸収を促し、毎朝のスムーズな排便...
枝豆と豆腐の韓国風
枝豆と豆腐の韓国風
酒の肴の名役者、枝豆と豆腐も韓国風だれで和えると、目先が変わります。 枝豆も豆腐も同じ大豆の仲間。小腸に入ると、フラクトオリゴ糖に...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存