にんにく研究者

にんにく研究者

世界中でさまざまな視点から研究がなされているにんにく。
このコーナーでは、各国の著名な研究者をご紹介します!

有賀豊彦

1980年よりにんにくの研究を開始し、血栓予防の観点からにんにくに注目。1981年には、世界で初めてにんにくオイル中から抗血小板成分としてMATS(メチルアリルトリスルフィド)を発見し、英国の医学誌「ランセット」に発表。以後、にんにくの抗ガン作用の解明など幅広い研究を行うなどして、多数の学術論文を発表しているにんにく研究の第一人者。テレビや雑誌にも多数登場している。日本大学名誉教授/医学博士/健康家族顧問。

藤原元典

1951年、京都大学医学部衛生学教室の藤原元典講師(当時)は、にんにく成分のアリシンがビタミンB1の吸収を助ける作用があることを解明。ビタミンB1の結合物であるアリチアミン(別名にんにくB1活性持続性ビタミン)を発見した。にんにくの普及が遅かった日本で、世界的な大発見として大きな功績を残した。今では一般の方にも広がった「にんにく注射」の成分は、このアリチアミンである。

西山信好

1998年に開催された「にんにく国際会議」で、東京大学薬学部の西山信好准教授(当時)は、「にんにくは脳の萎縮を抑え、学習能力を高める」と発表。学習能力の向上と、脳の萎縮を抑制する作用がにんにくにあることをつきとめた。こうした脳の働きを高めるにんにくの有用成分は、アリインが変化してつくられるS−アリルシステインなどのイオウ化合物であることがわかっている。

ベルトハイム

ドイツの科学者・ベルトハイムは1844年、にんにくを潰してから鍋に入れて煮立て、水蒸気と一緒に蒸発してくる成分を、冷却管を通じて集めることに成功。にんにくの有効成分がにおいそのものであることを最初に指摘した。これは強烈なにおい成分だけから成るもので、今でいう純粋な硫化アリル化合物の入っているガーリックオイルだった。

ゼムラー

ドイツの科学者・ゼムラーは、元素分析に力を入れて硫化アリル化合物の黄色い油分を「硫化アリル」と命名。約50年を費やした結果、1892年、ジアリルスルフィド(硫化ジアリル)、ジアリルジスルフィド(二硫化ジアリル)、ジアリルトリスルフィド(三硫化ジアリル)などの成分組成を解明した。

カバリトとベイリー

アメリカの科学者・カバリトとベイリーは、1944年、にんにくには無臭のイオウ化合物があることを発見。にんにくに包丁を入れたり、すりおろしたりして発生するにおいのメカニズムを解明した。さらに、においの発生する成分が「アリシン」であり、その「アリシン」に抗菌作用があることも解明した。

岩井和夫

1925年岐阜県生まれ。京都帝国大学農学部農林化学科を卒業後、同大学教授を経て88年から神戸女子大学家政学部教授。同大学院家政学研究科長。農学博士。
にんにくの成分と機能について、動物実験を通じて研究し、関連性を明らかにした。
にんにくの摂取が、アドレナリン、ノルアドレナリンの血中濃度を上昇させることを発見し、元気になる理由を明らかにした。

永井勝次

1929年京都府生まれ。京都府立医科大学研究科修了。医学博士。関西女子短期大学教授を経て、現在、ナガイライフサイエンス研究所を主宰。免疫力をアップさせる食品の研究に特に力を注いでいる。
医学博士号はウイルスの研究で取得。ウイルスの肝臓に与える影響の研究をきっかけににんにく研究に従事。


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