白身魚の甘酢あんかけ

白身魚の甘酢あんかけ

透明で艶のある甘酢あん。にんにくの香りが魚のうま味を引き立てます。
にんにくの薬効は古代ギリシャ時代から、数多く伝えられてきました。その中でも、にんにくは胃弱の方が少量ずつ毎日摂ると、胃の痛みが治まると言われてきました。これは、にんにくに含まれるアリシンが胃の粘膜を保護し、抵抗力を強めるためなのです。

こんな効能が
胃の弱い方に朗報
材料 2人分
  • 白身魚(皮をはいで三枚おろしにしたもの) ─ 150g
  • 紹興酒(または酒) ─ 小さじ1
  • 塩 ─ 少々
  • 水溶きかたくり粉 ─ 水:小さじ1 かたくり粉:小さじ1
  • かたくり粉 ─ 適量
  • 揚げ油 ─ 適量
  • せん切り野菜
    • キャベツ ─ 100g
    • にんじん ─ 30g(5㎝長さのせん切り)
    • 干ししいたけ ─ 2枚(戻す)
  • 甘酢あん
    • 水 ─ 1カップ
    • 丸鶏がらスープ(顆粒) ─ 小さじ1
    • 砂糖 ─ 80g
    • 酢 ─ 大さじ4(60㎖)
    • 塩 ─ 小さじ1
    • しょうゆ ─ 小さじ1
    • 紹興酒(または酒) ─ 小さじ1
    • 水溶きかたくり粉 ─ 水:大さじ1 かたくり粉:小さじ2
    • 長ねぎ(みじん切り) ─ 小さじ1
    • しょうが(みじん切り) ─ 小さじ1
    • にんにく(みじん切り) ─ 小さじ1
  • 万能ねぎ ─ 2本(3㎝長さに切る)
作り方
  1. 白身魚は一口大に切り、ボウルに入れ、紹興酒、塩をふって10分ほどおく。水溶きかたくり粉を加え、もみ込む。
  2. 1つずつ取り出して、かたくり粉をまぶし、180℃の揚げ油に入れる。両面、白く粉が吹くまで4分間揚げる。1つずつ取り出して、かたくり粉をまぶし、180℃の揚げ油に入れる。両面、白く粉が吹くまで4分間揚げる。
  3. 別の鍋に【甘酢あん】の材料を入れて混ぜ、中火にかけ、全体にとろみがつくまで煮て、せん切り野菜と万能ねぎを加え、ひと煮して火を止める。
  4. 皿に【2】を盛り、【3】をかける。
ワンポイントアドバイス
下味をつけた魚に1片ずつかたくり粉をまぶす。これが、真っ白に粉が吹いたように軽く揚げるコツ!

レシピ監修

料理研究家 村上祥子さん

村上 祥子(むらかみ さちこ)

料理研究家。管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授。
1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。
治療食の開発で、油控えめでも一人分でも短時間においしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者となる。
糖尿病、生活習慣病予防改善のための栄養バランスのよい、カロリー控えめのレシピ、簡単にできる一人分レシピ、日本型食生活を子どものうちから身につけるための三歳児のミニシェフクラブ、保育所、幼稚園、小学校の食育出前授業など、あらゆるジャンルに電子レンジテクを活用。
日本栄養士会主催の特別保健指導にも講師として参加する。
「ちゃんと食べてちゃんと生きる」をモットーに、日本国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、中国、タイ、マレーシアなどでも、「食べ力(ぢから)」をつけることへの提案と、実践的食育指導に情熱を注ぐ。
自称、空飛ぶ料理研究家。電子レンジ発酵パンの開発者であり、バナナ黒酢の生みの親。食べることで体調がよくなるたまねぎの機能性に着目。たまねぎ氷を開発し、注目を集めている。
これまでに出版した著書は330冊730万部にのぼる。公立大学法人福岡女子大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」の50万点の資料は一般公開されている。
詳細は空飛ぶ料理研究家・村上祥子のホームページhttp://www.murakami-s.jpで。

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