甘鯛のかぶら蒸し

甘鯛のかぶら蒸し

晩秋の風物詩“かぶら蒸し”。
べっこうあんににんにくをきかせて、小粋な一品に仕上げます。
お酒をたっぷりいただいたあとで、にんにくを効かせた“かぶら蒸し”登場!ニクイ演出です。
にんにくのアリシン、ビタミンB1,B2がアルコールの分解を助け、二日酔いを予防します。

こんな効能が
二日酔いの予防
材料 2人分
  • かぶ ─ 200g
  • 薄口しょうゆ ─ 小さじ1/4
  • 卵白(溶きほぐしたもの) ─ 大さじ1
    • きくらげ ─ 1/2枚
    • ゆり根 ─ 3〜4枚
    • ぎんなん ─ 4個
    • 三つ葉 ─ 4本
  • 白身魚(鯛などの切り身) ─ 2切れ(40g)
  • 塩 ─ 少々
  • 酒 ─ 小さじ1
  • 昆布 ─ 3㎝角のもの2枚
  • べっこうあん
    • だし ─ 80㎖
    • しょうゆ ─ 小さじ2
    • みりん ─ 小さじ1
    • おろしにんにく ─ 小さじ1/2
    • かたくり粉 ─ 小さじ1/2
    • 水 ─ 小さじ1
  • ゆずの皮(1.5㎝長させん切り) ─ 少々
作り方
  1. 魚に塩をふって1時間おき、水で洗って、熱湯に通し、冷水に取り、すぐ引き上げて水分を取る。
  2. 【具】
    きくらげは湯でもどして、せん切り。
    ゆり根は1枚ずつはがし、水でよく洗って、かために塩ゆでする。大きければ1㎝角に切る。
    ぎんなんは殻をとり、ゆでて薄皮をむき、1個を5~6個の輪切りにする。
    三つ葉は大きめにざく切り。
  3. かぶは皮を厚めにむき、細かいおろし金でおろし、目の細かいざるで水気をよくきる。
  4. 【3】のかぶに薄口しょうゆで味をつけ、卵白を混ぜ、【2】を混ぜる。【3】のかぶに薄口しょうゆで味をつけ、卵白を混ぜ、【2】を混ぜる
  5. 蒸し碗に昆布を敷き、【1】の魚をのせ、酒をふりかけ、【4】をのせる。
  6. 蒸し器に入れ、強めの中火で10~12分蒸す。かぶがふわっとふくれるくらいがよい。
  7. 鍋に【べっこうあん】を煮立て、水どきかたくり粉でとろみをつけ、【6】の上にかける。ゆずを添える。
ワンポイントアドバイス
十分に水切りしたおろしかぶに卵白を混ぜた後、具材を加えます。

レシピ監修

料理研究家 村上祥子さん

村上 祥子(むらかみ さちこ)

料理研究家。管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授。
1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。
治療食の開発で、油控えめでも一人分でも短時間においしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者となる。
糖尿病、生活習慣病予防改善のための栄養バランスのよい、カロリー控えめのレシピ、簡単にできる一人分レシピ、日本型食生活を子どものうちから身につけるための三歳児のミニシェフクラブ、保育所、幼稚園、小学校の食育出前授業など、あらゆるジャンルに電子レンジテクを活用。
日本栄養士会主催の特別保健指導にも講師として参加する。
「ちゃんと食べてちゃんと生きる」をモットーに、日本国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、中国、タイ、マレーシアなどでも、「食べ力(ぢから)」をつけることへの提案と、実践的食育指導に情熱を注ぐ。
自称、空飛ぶ料理研究家。電子レンジ発酵パンの開発者であり、バナナ黒酢の生みの親。食べることで体調がよくなるたまねぎの機能性に着目。たまねぎ氷を開発し、注目を集めている。
これまでに出版した著書は330冊730万部にのぼる。公立大学法人福岡女子大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」の50万点の資料は一般公開されている。
詳細は空飛ぶ料理研究家・村上祥子のホームページhttp://www.murakami-s.jpで。