胃ガン・胃潰瘍

食生活の改善とストレスを避けるような生活を

胃ガン・胃潰瘍の原因ピロリ菌に対してにんにくが有効
胃の粘膜の細胞がただれて傷ができると胃潰瘍になってしまいます。胃の細胞がただれた状態を糜爛(びらん)といい、さらに傷がもっと深くなると穴があくこともあります。これは「胃穿孔(いせんこう)」と呼ばれます。胃潰瘍はもともと虚弱体質の人に多くみられますので、アルコールやコーヒーなどを制限したり、よいタンパク質をとるなど食生活の改善はもちろんのこと、ストレスを避けるような生活を心がけなければなりません。

にんにくに含まれるアリシンはピロリ菌にも有効

にんにくは胃ガンや胃潰瘍の原因ともなるピロリ菌に対しても有効です。ピロリ菌のもつ毒素は、強い胃酸でも消滅することはなく、その毒素が異常細胞を引き起こして胃ガンや胃潰瘍の原因になることがあります。にんにくに含まれるアリシンは、このピロリ菌に対しても有効であることが発表されています。

にんにくは胃や十二指腸の粘膜を守るプロスタグランジンという体内の成分を減らすので、とり過ぎは禁物です。胃内に長く留まる生の肉ににんにくのすりおろしをつけるような食べ方や、空腹時にとることなどを避けると潰瘍になることはありません。

(監修:医学博士 有賀豊彦)

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